Redmineを今すぐ試す方法(VirtualBox、Docker、Lightsail、クラウドサービス)

2020-12-23 12:10  •  分類:  • 

この記事はRedmine Advent Calendar 2020の23日目です。

プロジェクト管理ツールの定番のひとつであるオープンソースソフトウェア「Redmine」は、プロジェクト管理やタスク管理、お問い合わせ管理、インシデント管理など幅広く利用されています。

「Redmine」を試したい、使ってみたいという方へ、簡単に試せる方法をご紹介します。 これまで環境構築が大変そうだと諦めていた方でも、気軽に試せます。

今すぐRedmineを体験してみましょう。

下記の表はお試しの際の目安です。

  virtual Box Docker Amazon Lightsail My Redmine Planio
1人でRedmineを試したい  
複数人で試したい    
何もインストールせずに試したい    
本格的な運用への移行も考えている      
無料で使い続けたい        

VirtualBoxでRedmineを使う

自分のパソコン上に仮想環境を構築しRedmineを動かします。

VirtualBoxのインストール

仮想環境を構築するためのVirtualBoxをインストールします。

Bitnami Redmineのダウンロード

BitnamiのRedmineのページの「Download .OVA format」をクリックして、Redmineのアプリケーションをダウンロードします。

VirtualBoxにインポート

VirtualBoxを起動し、「インポート」をクリックし、先ほどダウンロードしたBitnami Redmineのアプリケーションをインポートします。

Redmineを起動

インポートが完了したら、仮想マシンを起動します。

bitnami-redmine [Running]のウィンドウに、URL(192.168..)とユーザー名、パスワードが表示されています。URLにアクセスするとホーム画面が表示します。

画面右上の「ログイン」からログインしましょう。

DockerでRedmineを使う

Dockerで簡単にRedmineを立ち上げることができます。Docker HubのRedmineイメージを使ってRedmineを起動します。

コンテナでRedmineを起動

DockerがインストールされているPCで、次のコマンドを実行します。

docker run -d -p 8000:3000 --name some-redmine redmine

ブラウザで下記にアクセスしてみましょう。

http://localhost:8000

Redmineのログイン画面が表示されます。

Redmineのコンテナを停止する

起動中のコンテナの一覧を表示

docker ps -a 

Redmineのコンテナを停止

docker stop some-redmine

再び起動する

コンテナの一覧を表示

docker start some-redmine

Docker Hubには、Redmineのほか、Redmine互換のRedMicaのイメージもあります。 RedMicaは、Redmineの未リリースバージョンの新機能を先行して利用できるオープンソースソフトウェアです。 最新機能を先取りして使いたい場合は、RedMicaをお試しください。

RedMica(Docker Hub)

Amazon Lightsail でRedmineを使う

Amazon Lightsailを使うのも良いでしょう。数ステップでRedmineを起動できます。無料で1ヶ月試すことができます。

Redmineのインスタンスを作成

AWSのアカウントを作成して、コンソールにログインします。

サービスから「Lightsail」をクリックします。

次のように選択し、インスタンスを作成します。

  • プラットフォームの選択:Linux/Unix
  • 設計図の選択:Redmine

  • インスタンスの選択:$3.5/月(ほかのプランでも問題ありません)最初の1ヶ月は無料です

「インスタンスの作成」ボタンをクリックするとRedmineのインスタンスが作成されます。

Redmineにアクセス

IPアドレスにアクセスしてみましょう。(赤の目隠しの部分)

ユーザーとパスワードを確認して、ログインしましょう。 ホーム画面の右下の「Manage」をクリックするとログインに関する情報を得られます。

ユーザー名:user

パスワード:コンソール(Lightsailの画面で作成したインスタンスのをクリック)で次のコマンドを実行して確認

cat bitnami_application_password

Redmineのお試しがある程度終わったら、コンテナを忘れずに「削除」しておきましょう。(停止中も課金されます)

クラウドサービス My Redmine を無料で試す

クラウドサービスならば、自分で構築する必要がありません。My Redmineは無料でお試しできるRedmineのクラウドサービスです。お申し込みと同時にすぐに使い始めることができます。

無料お試しに申し込む

無料お試しのお申し込みで即日使えます。お申し込みの翌月末まで使えるので、月初に申し込むとほぼ2ヶ月無料で使えます。

My Redmineの特長は、Redmine互換のオープンソースソフトウェア「RedMica」を使用していることです。 そのため、My Redmineでも未リリースのRedmineの新機能が使えます。例えば、Redmine4.2の新機能である二要素認証も先行して利用できます。

My Redmine 無料お試し

クラウドサービス Planioを使う(無料プランあり)

Planioは、Redmineベースのクラウドサービスです。美しいデザインと独自の機能を提供しています。 Gitのリポジトリもホスティングできたり、ビデオ会議、チャット、かんばんが使えたり機能が豊富です。 スマートフォン向けのアプリもあるので、あわせて試してみると良いでしょう。

無料プランあり

30日の無料トライアルは、1分程度で登録が完了します。クレジットカードの登録も不要です。 また、無料でずっと使い続けることのできるBronzeプラン(1プロジェクト、2ユーザー、1GB)もあります。個人のタスク管理ツールとして使えます。

Planio 無料トライアル

まとめ

Redmineをとりあえず操作してみたい!という方にすぐにお試し頂ける方法を紹介しました。チームのプロジェクト管理や個人のタスク管理にRedmineを利用してみてください。

作成: 2020-12-23 12:10  •  分類: