【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!テキスト形式のフィルタで複数キーワードのAND検索に対応など(2021年10月コミット分)

 •  分類: ,  •  石原佑季子

Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。

今月は2021年10月にコミットされたチケットの中から2つ紹介します。

CommonMark Markdownの試験的なサポート

テキスト書式はTextileとMarkdownがありますが、Markdownのエンジンについてこれまでの RedCarpet に加えて CommonMark が試験的にサポートされます。

CommonMarkを使用するとHTMLタグを記述できるようになります。例えば、Textileでしかできなかった表のセル内での改行、画像サイズ指定などがMarkdownでもできるようになります。

設定方法

  1. 「管理」→「全般」タブを開く
  2. 「テキスト書式」から「CommonMark Markdown (GitHub Flavored) - experimental」を選択する
  3. 「保存」をクリック

テキスト形式のフィルタで複数キーワードのAND検索に対応

テキスト形式のフィルタ(題名、説明、コメントなど)で複数キーワードを指定したAND検索ができるようになります。「foo bar」のようにスペースで区切ることで複数キーワードとして扱われます。

例えば、チケットのフィルタで「説明」「含む」「foo bar」と指定すると、「説明」欄に「foo」と「bar」の両方のキーワードを含むチケットが抽出されます。

もしスペースを含む文字列を複数キーワードではなく単一のキーワードとして扱ってほしい場合は「"foo bar"」のようにダブルクォーテーションで囲みます。

Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」

本記事で紹介した機能は、次期バージョンRedmine 5.0に加え、2021年11月リリースのRedMica 2.0で利用できます。RedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)は、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できるオープンソースソフトウェアです。

RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」

My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料お試しできます。

※本記事公開時点でMy Redmine 無料お試しで提供中のバージョンはRedMica 1.3です。RedMica 2.0の提供開始は2021年12月以降です。

バックナンバー(過去1年分)

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作成: 2021-11-19 12:30  •  分類: ,