はじめてのRedmine使いこなし術(19):正規表現による入力制限でチケットへの日時入力を実現する
Redmine初心者の方向けのシリーズ記事「はじめてのRedmine使いこなし術」では、知っていると便利で簡単なテクニックを紹介します。第19回は、チケットに日時(YYYY/MM/DD HH:MM形式)を入力する方法です。
Redmineは開始日・期日など「日にち単位」での入力なので時刻は入力できません。しかしながら、カスタムフィールドの正規表現による入力形式の制限を行えば、指定した形式(YYYY/MM/DD HH:MM)でユーザーが入力するように制限できます。
日時を入力したチケット画面
入力形式が一致しない場合はエラー表示
設定方法
- 「管理」→「カスタムフィールド」→「新しいカスタムフィールド」→「チケット」を選択したまま「次」をクリック
- 「新しいカスタムフィールド」画面で下表の内容を設定後、「作成」をクリック
入力項目 | 設定内容 |
---|---|
形式 | テキスト |
名称 | 〇〇日時など |
正規表現 | ^\d{4}/\d{2}/\d{2} \d{2}:\d{2}$ |
デフォルト値 | 9999/99/99 99:99 ※ 新しいチケット画面を開いたときユーザーがどのような形式で入力すべきかわかるように、デフォルト値として 9999/99/99 99:99 を表示する。 |
トラッカー | このフィールドを使用するトラッカーをON |
プロジェクト | このフィールドを使用するプロジェクトをON |
なお、日付はカレンダーからの入力には対応していません(数字を直接入力する)。
新しいカスタムフィールド作成画面
関連情報
今回の日時以外にも、正規表現を使えば入力制限を実現できます。詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
はじめてのRedmine使いこなし術(6):カスタムフィールドを使ってチケットのフィールドに入力できる文字・文字数を制限する
バックナンバー
- はじめてのRedmine使いこなし術(18):ユーザー一覧のCSVファイルをエクスポートする
- はじめてのRedmine使いこなし術(17):Wikiのサイドバーに表示する内容をカスタマイズする
- はじめてのRedmine使いこなし術(16):ガントチャート画面でチケットを更新する
- はじめてのRedmine使いこなし術(15):チケットの添付ファイルを一覧表示する
- はじめてのRedmine使いこなし術(14):Wikiページ一覧を簡単に表示する
- はじめてのRedmine使いこなし術(13):Wikiページを親子関係にする
- はじめてのRedmine使いこなし術(12):カスタムフィールドの並べ替え方法と注意点
- はじめてのRedmine使いこなし術(11):プロジェクト一覧画面で表示順を並べ替える裏技
- はじめてのRedmine使いこなし術(10):間違えてチケットを削除しないように権限をOFFにする
- はじめてのRedmine使いこなし術(9):カスタムフィールドでTextileやMarkdown記法を使って入力する
- はじめてのRedmine使いこなし術(8):チケット作成のコツ【完了条件を明記する】
- はじめてのRedmine使いこなし術(7):サマリー画面でステータスごとのチケット数を表示する虫眼鏡アイコン
- はじめてのRedmine使いこなし術(6):カスタムフィールドを使ってチケットのフィールドに入力できる文字・文字数を制限する
- はじめてのRedmine使いこなし術(5):「担当者」と「期日」を入力してリマインダメールの送信対象にする
- はじめてのRedmine使いこなし術(4):チケットの注記(コメント)へのリンク
- はじめてのRedmine使いこなし術(3):ロードマップ画面にWikiの内容を表示する
- はじめてのRedmine使いこなし術(2):Wikiページへのリンク記法
- はじめてのRedmine使いこなし術(1):ユーザーごとの更新履歴を確認する方法
さらに使いこなすためのワンポイントチェック
Redmineをより便利に、効率よく使いこなすためのチェックポイントを紹介。こちらもあわせてご覧ください。