月刊Redmine通信 2026年10月号
月刊Redmine通信は、Redmineユーザーに役立つおすすめ情報と、知っておきたい最新情報を毎月お届けします。
目次
- 1. Redmineのおすすめ情報
- 第31回 redmine.tokyo 勉強会(2026年10月31日(土)開催)
- RedmineでTextileからMarkdownに乗り換えるためのプラグインを作った
- AI × TiDD でソフトウェア開発
- ループエンジニアリングでClaude Codeを実務に:Redmineチケット駆動開発のQA・開発・レビュー・統括エージェント設計
- 「Excelで十分」と思っていた私が、いまRedmineを勧めたい理由
- Redmine REST API入門
- Redmine 7.0のWebhookを用いてMicrosoft Teamsへ通知する方法 | Redmine.JP Blog
- Planioで利用できるオプションAIアシスタント機能
- 第31回 redmine.tokyo 勉強会(2026年10月31日(土)開催)
- 2. Redmineの最新情報
- 3. Redmineのクラウドサービス「My Redmine」のおすすめ情報
Redmineとは:
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。オンプレミスのサーバなど自前の環境に自由にインストールできるほか、 クラウドサービス も利用できます。Redmineについて詳しくは Redmine.JP (Redmine日本語情報サイト)をご覧ください。
1. Redmineのおすすめ情報
Redmineに関する記事やイベントのおすすめ情報です。
第31回 redmine.tokyo 勉強会(2026年10月31日(土)開催)
- 開催日: 2026年10月31日(土)
- URL: https://redmine.tokyo/projects/shinared/wiki/%E7%AC%AC31%E5%9B%9E%E5%8B%89%E5%BC%B7%E4%BC%9A
- 主催: redmine.tokyo
イベント開催情報です。Redmineコミュニティ「redmine.tokyo」による「第31回 redmine.tokyo 勉強会」が2026年10月31日(土)に開催されます。
redmine.tokyoは、Redmineの利用事例や運用ノウハウ、プラグイン開発などを共有するユーザーコミュニティです。実際の現場でどのようにRedmineを使っているのかを知りたい方や、他社の運用方法について意見交換したい方におすすめです。第31回勉強会は「オフライン会場・Zoom・YouTube Live」のハイブリッド形式なので、会場に行けなくてもオンラインで参加できます。
RedmineでTextileからMarkdownに乗り換えるためのプラグインを作った
- URL: https://zenn.dev/haru_iida/articles/redmine-render-switcher-plugin
- 作者: haru_iida
プラグインに関する記事の紹介です。haru_iida 氏が公開されたプラグインに関する記事を紹介します。
Redmineで使えるテキスト書式は、デフォルト設定がTextileからMarkdownに変わりました。長くRedmineを使っているところでは、Markdownに切り替えたいけどTextileのコメントがたくさんあって切り替えられないといった課題があるのではないかと思います。haru_iida氏が公開した「Redmine Render Switcher」は、Textileで書かれていてもMarkdownで書かれていても、自動で判別して正しく描画するプラグインです。TextileとMarkdownでお悩みの方におすすめです。
AI × TiDD でソフトウェア開発
- URL: https://speakerdeck.com/tokudiro/2026-09-05-redmine-oosaka
- 発表者: tokudiro
発表資料の紹介です。第23回Redmine大阪でtokudiro氏が発表された資料を紹介します。
チャットを使いAIに自然言語で指示を出して開発を進めていくVibe Codingをする際、AIを制御しようとしてプロンプトがその場しのぎのコードを埋め込んだり、文脈を読み違えて無関係な箇所を書き換えたりなど、様々な問題が発生します。また、それを制御しようとしてプロンプトに大量のルールを書くことになったり、そのルールもチャットの流れの中で忘れられたりしてしまいます。それを防ぐためにチケットを導入することが効果的であると説明されています。AIを開発にうまく活用したいとお考えの方におすすめの資料です。
ループエンジニアリングでClaude Codeを実務に:Redmineチケット駆動開発のQA・開発・レビュー・統括エージェント設計
- URL: https://qiita.com/TakanobuSano/items/e5ad27e851d5f38b829f
- 著者: 貴信 佐野(@TakanobuSano)
記事の紹介です。Redmineのチケットを起点に、Claude CodeでQA、開発、レビューを分担する仕組みを紹介した記事です。AIに実装を任せるだけでなく、チケットを入力と出力の境界にして、確認・修正・レビューのループを作る点が特徴です。担当するエージェントの役割を分け、最後に全体を確認するエージェントを置くことで、作業の抜けや判断の偏りを減らす考え方が説明されています。Claude Codeを使用されている方におすすめです。
「Excelで十分」と思っていた私が、いまRedmineを勧めたい理由
- URL: https://note.com/redmine_akadamai/n/n76a5b47d18aa
- 著者: 赤田舞
記事の紹介です。「Excelで十分」と考えていた筆者が、実際の仕事でRedmineを使う中で、その良さを実感するまでの経験を紹介しています。Redmineの機能を一つずつ説明するのではなく、まず小さな業務で使い始めてみることを提案しています。Redmineの導入を検討しているけれど、周囲に説明が難しいと考えておられる方におすすめです。
Redmine REST API入門
- URL: https://redmine.jp/tech_note/rest-api/rest-api-tutorial/
- 著者: 本村 真一
記事の紹介です。RedmineのREST APIを使って、新しいチケットを作成したり、既存のチケットを更新したりする方法を解説しています。RedmineのREST APIを使ってみたいとお考えの方におすすめです。
Redmine 7.0のWebhookを用いてMicrosoft Teamsへ通知する方法 | Redmine.JP Blog
- URL: https://blog.redmine.jp/articles/webhook_teams/
- 著者: 本村 真一
記事の紹介です。Redmine 7.0では、チケットの作成・更新・削除などを外部サービスへ通知するWebhook機能が標準で追加されました。この記事では、RedmineのWebhookを用いて、チケットの更新をTeamsへ通知する方法を解説しています。RedmineとTeamsなど外部アプリケーションを連携させたいとお考えの方におすすめです。
Planioで利用できるオプションAIアシスタント機能
- URL: https://support.plan.io/news/245
- 著者: Shengnan Lyu
記事の紹介です。Redmineのクラウドサービス「Planio」では、Model Context Protocol(MCP)を使ってAIアシスタントを接続できるようになりました。この記事ではどんな機能なのか紹介しています。
Planioは無料で使えるプランもあります。RedmineとAIの連携に興味がある方におすすめです。
2. Redmineの最新情報
Redmine 7.0.2 / 6.1.5 リリース
Redmine 7.0系のメンテナンスリリース 7.0.2 と、6.1系のメンテナンスリリース 6.1.5 が2026年9月30日に公開されました。
今回のリリースには複数のセキュリティ修正が含まれています。Redmineをインターネットから利用できる状態で公開している場合はアップデートをおすすめします。
詳しくは Redmine 7.0.2, 6.1.5 リリース をご覧ください。
Redmine公式サイトにコミットされた新機能をチェック!
今月はRedmine公式サイトで2026年9月にコミットされた62件のチケットの中から、注目の新機能を6個紹介します。より便利になるRedmineの機能をチェックしましょう。
- プロジェクトのメンバーを名前・ロール・ステータスで絞り込み
- チケットと作業時間のエクスポート権限を追加
- すべてのWebhookを一覧表示する管理画面を追加
- シンタックスハイライトの配色をOpen Colorに統一
- 閲覧権限に応じてメンションの表示を変更
- ユーザー形式のカスタムフィールドでグループを選択可能に
プロジェクトのメンバーを名前・ロール・ステータスで絞り込み
プロジェクトの「設定」→「メンバー」で、名前・ロール・ステータスによる絞り込みができるようになります。ユーザー名だけでなくグループ名でも検索できるため、メンバーの多いプロジェクトで特定のユーザーやグループを探しやすくなります。
たとえば、特定のロールを持つメンバーを確認したいときに、一覧を何ページもたどる手間を減らせます。ステータスでは「有効」「ロック」を選択して絞り込めます。ページを切り替えたり、メンバーを追加・編集・削除したりした後も、絞り込み条件が保持されます。

名前・ロール・ステータスでメンバーを絞り込める
- 実装されたバージョン:Redmine 7.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #44458: Filter project members by name, role and status in project settings
チケットと作業時間のエクスポート権限を追加
「チケットのエクスポート」と「作業時間のエクスポート」の権限が追加されます。これまでは、チケットや作業時間を閲覧できるユーザーは、そのデータをCSVやPDFなどにエクスポートすることもできました。新しい権限により、画面の閲覧とファイルへの出力をロールごとに分けて設定できるようになります。
権限ごとの主な対象は以下の通りです。
| 権限 | 対象となる出力 |
|---|---|
| チケットのエクスポート | チケット一覧のCSV・PDF、個別チケットのPDF、ガントチャートのPDF・PNG、チケットのサマリーのCSV |
| 作業時間のエクスポート | 作業時間の一覧・レポートのCSV |
複数のプロジェクトにまたがる一覧では、出力するデータが属するすべてのプロジェクトで権限が必要です。REST APIやAtomフィードは、この権限による制御の対象外です。
既存環境のバージョンアップ時には、従来の動作を維持するため、閲覧権限を持つロールに対応するエクスポート権限が付与されます。出力を制限したい場合は、バージョンアップ後にロールの権限を見直してください。

「チケットのエクスポート」をロールごとに設定できる

「作業時間のエクスポート」も閲覧権限とは別に設定できる
- 実装されたバージョン:Redmine 7.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #44424: Add "Export issues" and "Export time entries" permissions
すべてのWebhookを一覧表示する管理画面を追加
「管理」に、Redmine全体のWebhookを一覧表示する画面が追加されました。Webhookは、チケットの更新などのイベントを外部サービスに通知する機能です。
システム管理者でログインし、画面上部の「管理」→「Webhook」をクリックすると、この管理画面を開けます。
これまでは作成者本人しかWebhookを確認・編集できず、システム管理者が全体の設定状況を把握する手段がありませんでした。新しい管理画面では、作成者を含めてWebhookの一覧を確認でき、ほかのユーザーが作成したWebhookの編集・無効化・削除もできます。
どの外部サービスにデータが送られているかを確認したり、使われなくなった連携を整理したりするときに役立ちます。

システム管理者は、ほかのユーザーが作成したWebhookも一覧で確認・編集できる
- 実装されたバージョン:Redmine 7.0.2
- 公式サイトのチケット:Feature #44337: Add an administration page listing all webhooks
シンタックスハイライトの配色をOpen Colorに統一
ソースコードを色分けして表示するシンタックスハイライトの配色が、デフォルトテーマと同じカラーパレット「Open Color」に統一されます。Redmine 7.0で画面全体に導入された配色がコード表示にも適用され、画面内の色に統一感が生まれます。
キーワードは緑、クラス名はピンク、関数名は青など、これまでの色の系統はできるだけ維持されます。一方、Rubyのシンボルなどに使われていた茶色はオレンジになります。似た色をまとめることで、使用する色の数も44色から22色に整理されます。
- 実装されたバージョン:Redmine 7.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #44521: Extend Open Color to syntax highlighting
閲覧権限に応じてメンションの表示を変更
チケットなどでユーザーをメンションしたとき、相手に閲覧権限があるかどうかに応じて表示が変わるようになります。これまでは、閲覧権限がなく通知を受け取れないユーザーへのメンションも、ほかのメンションと同じ見た目でした。
閲覧権限があるユーザーへのメンションは水色の背景で強調され、ログイン中の自分へのメンションはオレンジ色になります。閲覧権限がないユーザーへのメンションは背景色のない通常のリンクとして表示されます。相手がチケットを閲覧できず、メンションの通知も届かないことに気づきやすくなります。

閲覧権限やログイン中のユーザーに応じてメンションの表示が変わる
- 実装されたバージョン:Redmine 7.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #39528: Change mention link color for users without access to view issues
ユーザー形式のカスタムフィールドでグループを選択可能
ユーザー形式のカスタムフィールドで、ユーザーに加えてグループも選択できるようになります。カスタムフィールドの設定に「選択肢」のオプションが追加され、以下の3つから選べます。
| 設定 | 選択できる値 |
|---|---|
| ユーザー | プロジェクトのメンバーであるユーザー(デフォルト) |
| ユーザーとグループ | プロジェクトのメンバーであるユーザーとグループ |
| グループ | プロジェクトのメンバーであるグループ |
たとえば「確認担当」や「対応チーム」といった項目で、個人のほかにチームを指定する使い方ができます。ロールによる選択肢の絞り込みはグループにも適用されます。また、チケットのフィルタで「自分」を指定すると、自分が所属するグループも対象になります。
既存のカスタムフィールドはデフォルトの「ユーザー」のままなので、従来と同じように利用できます。

ユーザーとグループのどちらを選択肢に含めるか設定できる
- 実装されたバージョン:Redmine 7.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #21026: Allow selecting groups in user format custom fields
3. Redmineのクラウドサービス「My Redmine」のおすすめ情報
Redmineのクラウドサービス「My Redmine」に関するおすすめ情報です。
GitHub連携機能のご紹介
Redmineのクラウドサービス「My Redmine」には、GitHubリポジトリとMy Redmineのチケットを連携する機能があります。
GitHubのWebhookを設定すると、コミットやプルリクエストの情報をチケットと自動的に関連付けられます。ソースコードの変更と、変更理由・作業内容を記録したチケットを結びつけることで、レビューやリリース後の振り返りがしやすくなります。
設定方法や連携できる情報について以下の記事に詳しく書かれています。ぜひご覧ください。
GitHubのコミットをチケットと自動連携!My Redmine「GitHub連携機能」の使い方
Redmineのクラウドサービス「My Redmine」
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