【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケット一覧で担当者と作成者の列に表示される自分の名前を太字にするなど(2024年12月までコミット分)
Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。
今月は2024年10月〜12月にコミットされたチケットの中から5つ紹介します。
- チケット一覧で担当者と作成者の列に表示される自分の名前を太字にする
- HiDPIディスプレイで貼り付けた画像を適切なサイズで表示する
- 活動画面に表示される説明文の最大文字数を240文字に拡大
- 活動画面の表示される説明に含まれる引用テキストを省略する
- チケットを更新した後のURLに含まれるナビゲーションのためのパラメータを削除する
Redmineとは:
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。オンプレミスのサーバなど自前の環境に自由にインストールできるほか、 クラウドサービス も利用できます。Redmineについて詳しくは Redmine.JP (Redmine日本語情報サイト)をご覧ください。
チケット一覧で担当者と作成者の列に表示される自分の名前を太字にする
チケット一覧で担当者と作成者の列に自分の名前が表示されるとき、次期バージョンでは自分の名前が太字で表示されるようになります。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.1.0
- 公式サイトのチケット: Feature #41910: Bold current user's name in Assignee and Author columns on issues list
HiDPIディスプレイで貼り付けた画像を適切なサイズで表示する
HiDPIディスプレイでスクリーンショットを撮影し、クリップボードからRedmineに貼り付けると、撮影したときのサイズの2倍の大きさで表示されます。次期バージョンでは、ペーストするときにマークアップにCSSのwidthプロパティが追加され、適切なサイズで表示されるようになります。もし、望むようなサイズで表示されない場合は、widthプロパティを変更することで調整できます。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.1.0
- 公式サイトのチケット: Feature #38504: Display pasted images in appropriate size on HiDPI displays
活動画面に表示される説明文の最大文字数を240文字に拡大
活動画面に表示される説明文の文字数が、次期バージョンでは現行の120文字から240文字に拡大されます。
Redmine 6.0の表示
Redmine 次期バージョンの表示
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #42041: Increase the maximum description length to 240 characters in the Activity view
活動画面の表示される説明に含まれる引用テキストを省略する
現行バージョンでは、活動画面に説明文やコメントが表示されるとき、引用テキストが含まれる場合がそのまま表示されます。引用テキストが長文の場合、引用テキストで埋め尽くされてコメント本文が表示されない場合があります。
次期バージョンでは、引用テキストが省略され、引用テキストが長文でも埋め尽くされることなく、コメント本文が表示されるようになります。
Redmine 6.0の表示。引用テキストで埋め尽くされている。
Redmine 次期バージョンの表示。引用テキストが省略され、コメントが表示されている。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #42043: Abbreviate quoted text in descriptions in Activity view
チケットを更新した後のURLに含まれるナビゲーションのためのパラメータを削除する
現行バージョンでは、チケットを更新した後のURLに、チケット一覧のナビゲーションのためのパラメータが付与されます。 例えば、以下のようなURLで「?」以降にパラメータが付与されます。
https://redmine.example.jp/issues/2?issue_count=11&issue_position=10&next_issue_id=1&prev_issue_id=3
次期バージョンでは、パラメータが付与されなくなります。以下のようなURLになります。
https://redmine.example.jp/issues/2
Redmine 6.0の表示例
Redmine 次期バージョンの表示例
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #42073: Remove navigation parameters from issue detail URLs after updates
Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」
Redmine互換のオープンソースソフトウェアRedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)では、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できます。
RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」
「My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料でお試しできます。
バックナンバー(過去1年分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットの担当者として「作成者」や「直前担当者」が選択しやすくなる改善など(2024年9月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!作業時間の入力欄にプレースホルダ「h:mm」表示など(2024年8月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!カスタムフィールドの数値に3桁区切りのカンマ表示など(2024年7月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!予定工数と進捗率から残りの作業時間を算出する残工数など(2024年6月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットの進捗率の間隔を10%または5%から選択など(2024年5月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットにファイル添付のみでメール通知を送信など(2024年4月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!ウェルカムメッセージのデフォルト値を追加など(2024年2月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!狭い画面上でのフィルタの表示を改善するなど(2024年1月コミット分)