【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!予定工数と進捗率から残りの作業時間を算出する残工数など(2024年6月コミット分)
Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。
今月は2024年6月にコミットされたチケットの中から2つ紹介します。
Redmineとは:
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。オンプレミスのサーバなど自前の環境に自由にインストールできるほか、 クラウドサービス も利用できます。Redmineについて詳しくは Redmine.JP (Redmine日本語情報サイト)をご覧ください。
予定工数と進捗率から残りの作業時間を算出する残工数
チケットの予定工数と進捗率の値から完了までの残りの時間を算出する新しい項目「残工数」が追加されます。あとどれくらいでチケットが完了するのかを一覧で見ることができます。
例えば、予定工数が40時間、進捗率が20%の場合、残工数は40時間x(100%-20%)=32時間と算出されます。
残工数を表示するには、チケット一覧画面で「残工数」を「選択された項目」に移動します。また、予定工数や作業時間と同じように残工数の合計を表示することもできます。
また、ロードマップからバージョンの詳細画面を表示すると、バージョンごとの残工数を表示します。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.0.0
- 公式サイトのチケット: Patch #37862: Estimated time remaining issue query column
カスタムクエリの説明を追加
カスタムクエリに説明を設定できるようになります。カスタムクエリが表示するチケットの条件や用途を書いておくと、プロジェクトのメンバーに見てもらうのに役に立ちます。
新しいクエリ作成画面、編集画面で設定できる
設定した説明はカスタムクエリを適用した画面や、サイドバーでマウスポインタを合わせると表示されます。
チケット一覧画面だけでなくプロジェクト一覧、ユーザー一覧のカスタムクエリにも説明を設定できます。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.0.0
- 公式サイトのチケット:Feature #9309: Add description field to custom queries
Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」
Redmine互換のオープンソースソフトウェアRedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)では、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できます。
RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」
「My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料でお試しできます。
バックナンバー(過去1年分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットの進捗率の間隔を10%または5%から選択など(2024年5月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットにファイル添付のみでメール通知を送信など(2024年4月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!ウェルカムメッセージのデフォルト値を追加など(2024年2月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!狭い画面上でのフィルタの表示を改善するなど(2024年1月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!メール通知のデフォルト設定が「ウォッチ中または自分が担当しているもの」に変更など(2023年12月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!メール通知の新しい選択肢「ブックマークしているプロジェクトのすべての通知」(2023年11月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットの各ステータスに説明を追加など(2023年8月コミット分)