はじめてのRedmine使いこなし術(6):カスタムフィールドを使ってチケットのフィールドに入力できる文字・文字数を制限する
Redmine初心者の方向けのシリーズ記事「はじめてのRedmine使いこなし術」では、知っていると便利で簡単なテクニックを紹介します。第6回はカスタムフィールドを使ってチケットのフィールドに入力できる文字・文字数を制限する方法です。
チケットのフィールドに入力できる文字や文字数を制限するにはカスタムフィールドの「最短 - 最大長」と「正規表現」を使います。決まった形式の管理番号や電話番号を入力したいときなどに活用できます。
正規表現で指定した文字以外を入力するとメッセージが表示される
設定手順
「管理」→「カスタムフィールド」→「新しいカスタムフィールド」→チケットが選択された状態で「次」をクリック
形式を選ぶ
※ 最短 - 最大長 と 正規表現 が使用できる形式は「テキスト」「リンク」「少数」「整数」「長いテキスト」です。名称を入力する
文字数(最短 - 最大長)、正規表現を入力する
最短 - 最大長
最短・最長の文字数を入力します。例えば、3文字以上5文字以内の場合は「3-5」です。
正規表現
例
意味 正規表現 マッチする入力例 数字のみ(文字列を含まない) ^[\d]*$
0123456789 数字を含まない文字列のみ(ひらがなカタカナ漢字アルファベット記号など) ^[^0-9]*$
Redmineはオープンソースです。 アルファベットのみ ^[a-zA-Z]*$
abcABC アルファベット大文字4文字と、後続する1桁以上の数字 ^[A-Z]{4}\d+$
ABCD123456 アルファベット大文字4文字と、後続する4桁の数字 ^[A-Z]{4}\d{4}$
ABCD1234 正規表現とは?
正規表現についての詳しい情報はRuby リファレンスマニュアルをご覧ください。
使用するトラッカー、プロジェクトをONにする
「保存」をクリック
例:「3文字以上5文字以内」の「数字のみ」入力するよう制限
バックナンバー
- はじめてのRedmine使いこなし術(5):「担当者」と「期日」を入力してリマインダメールの送信対象にする
- はじめてのRedmine使いこなし術(4):チケットの注記(コメント)へのリンク
- はじめてのRedmine使いこなし術(3):ロードマップ画面にWikiの内容を表示する
- はじめてのRedmine使いこなし術(2):Wikiページへのリンク記法
- はじめてのRedmine使いこなし術(1):ユーザーごとの更新履歴を確認する方法
さらに使いこなすためのワンポイントチェック
Redmineをより便利に、効率よく使いこなすためのチェックポイントを紹介。こちらもあわせてご覧ください。
作成: 2019-01-31 15:00 • 分類: beginner