【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!Mercurial 5.1 以降と連係する改善に関するコミットを紹介(2025年2月コミット分)
Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。
今月は2025年2月にコミットされたチケットの中から、Mercurialリポジトリ対応機能の改善に関するコミットを紹介します。
Redmineとは:
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。オンプレミスのサーバなど自前の環境に自由にインストールできるほか、 クラウドサービス も利用できます。Redmineについて詳しくは Redmine.JP (Redmine日本語情報サイト)をご覧ください。
Mercurial 5.1 以降のリポジトリと連係するように改善
Redmine にはバージョン管理システムとの連係機能が備わっています(参考: 5分でわかるRedmineのリポジトリ連係機能)。サポートするバージョン管理システムにはGit, Subversionなどがあります。その中にMercurialもあります。
MercurialはPythonで開発されています。以前はPython バージョン2系で稼動していましたが、近年リリースされたバージョンで Python 3系に移行しました。 現在のRedmineがサポートするのは Python 2系で動作するMercurialであるため、新しいバージョンのMercurialのリポジトリと連係できない状況です。
Redmineの次期バージョンでは、Python 3系で開発されたMercurialをサポートするようになります。 具体的にはMercurial バージョン5.1以降がサポートされます。Mercurial バージョン 5.1 未満はサポートされなくなりますのでご利用中の方はご注意ください。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 6.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #33784: Update Mercurial repository support to be compatible with Python 3 and remove support for Mercurial < 5.1
Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」
Redmine互換のオープンソースソフトウェアRedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)では、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できます。
RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」
「My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料でお試しできます。
バックナンバー(過去1年分)
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