【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!管理→プロジェクト画面のフィルタなど(2022年4月コミット分)
Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。
今月は2022年4月にコミットされたチケットの中から2つ紹介します。
Redmineとは:
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。オンプレミスのサーバなど自前の環境に自由にインストールできるほか、 クラウドサービス も利用できます。Redmineについて詳しくは Redmine.JP (Redmine日本語情報サイト)をご覧ください。
管理→プロジェクト画面のフィルタ
「管理」→「プロジェクト」画面でフィルタや表示項目の変更、カスタムクエリの作成ができるようになります。チケット一覧画面と同じようにフィルタで絞り込んで知りたいプロジェクトの情報を簡単に表示できるようになります。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 5.1.0
- 公式サイトのチケット:Feature #33422: Re-implement admin project list using ProjectQuery system
異なるプロジェクトのチケットの作業時間のインポート
作業時間のインポート機能について、既存チケットについてはプロジェクトが異なっていてもインポートできるようになります。
インポート画面の「フィールドの対応関係」で選択した一つのプロジェクトに作業時間が記録されますが、CSVファイルで指定したチケットが選択したプロジェクト以外でも作業時間をインポートできるようになります。これまでは選択したプロジェクトの既存チケットにしか作業時間が記録できませんでした。これまで通り、チケット番号を指定しないものは選択したプロジェクトに記録されます。
CSVファイルで指定する既存チケット番号はどのプロジェクトでもOK
チケット番号を指定していないものは、「フィールドの対応関係」の「プロジェクト」で選んだプロジェクトに作業時間が記録される
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 5.1.0
- 公式サイトのチケット:Patch #36823: Allow to import time entries for issues in different projects
Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」
Redmine互換のオープンソースソフトウェアRedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)では、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できます。
RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」
「My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料お試しできます。
※本記事公開時点でMy Redmine 無料お試しで提供中のバージョンはRedMica 2.0です。RedMica 2.1の提供開始は2022年6月以降です。
バックナンバー(過去1年分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!システム管理者のみ二要素認証を必須にする設定など(2022年2月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!タスクリストの記法など(2022年1月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!履歴ごとの添付ファイルを一括ダウンロードなど(2021年11月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!テキスト形式のフィルタで複数キーワードのAND検索に対応など(2021年10月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!デフォルトのカスタムクエリ(2021年8月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!グループごとに二要素認証の必須化など(2021年7月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットのフィルタに「ファイルの説明」追加(2021年6月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!Wikiのウォッチャーの管理など(2021年5月コミット分)