【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!システム管理者のみ二要素認証を必須にする設定など(2022年2月コミット分)

 •  分類: ,  •  石原佑季子

Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。

今月は2022年2月にコミットされたチケットの中から2つ紹介します。

システム管理者のみ二要素認証を必須にする設定

システム管理者権限を持つユーザーのみ二要素認証を必須(そのほかのユーザーは任意)にする設定が追加されます。

システム管理者はRedmine全体の設定や全プロジェクトの閲覧ができるので、ほかのユーザーよりも不正アクセスされた場合のリスクが大きいと考えられます。全ユーザーの二要素認証を必須にできない場合は、この設定を行うことでセキュリティを高めることができます。

二要素認証が有効なユーザーのログインID・パスワードを使用したAPI認証を無効化

二要素認証を設定しているユーザーは、Redmine 5.0/RedMica 2.1以降はユーザー名とパスワードを使用したBasic認証でAPIを利用できなくなります。これまでも認証方法の一つであったAPIアクセスキーによる認証でAPIが利用できます。

Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」

本記事で紹介した機能は、次期バージョンRedmine 5.0に加え、2022年5月リリースのRedMica 2.1で利用できます。RedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)は、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できるオープンソースソフトウェアです。

RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」

My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料お試しできます。

※本記事公開時点でMy Redmine 無料お試しで提供中のバージョンはRedMica 2.0です。RedMica 2.1の提供開始は2022年5月以降です。

バックナンバー(過去1年分)

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作成: 2022-03-23 15:00  •  分類: ,