【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!タスクリストの記法など(2022年1月コミット分)
Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。
今月は2022年1月にコミットされたチケットの中から2つ紹介します。
Redmineとは:
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。オンプレミスのサーバなど自前の環境に自由にインストールできるほか、 クラウドサービス も利用できます。Redmineについて詳しくは Redmine.JP (Redmine日本語情報サイト)をご覧ください。
タスクリストの記法(CommonMark Markdown)
チケットの説明やコメント、Wikiなどでタスクリストの記法が使えるようになります。簡単にタスクリストを作成できます。チェックマークを入れてタスクの完了/未完了を分かりやすく表示します。
記述方法
前提
タスクリストの記法が使えるのは、テキスト書式(「管理」→「設定」→「全般」→「テキスト書式」)が「CommonMark Markdown」の場合のみです。
- ツールバーからタスクリストをクリックして入力します。また、ヘルプから記法を確認できます。
[ ]
の中にx
を入力するとチェックが入ります。
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 5.0.0
- 公式サイトのチケット:Feature #35742: Enable task list items for Common Mark text formatting
ユーザー一覧画面のフィルタ「二要素認証」
ユーザー一覧画面(「管理」→「ユーザー」)のフィルタに「二要素認証」が追加され、二要素認証を設定しているかによってユーザーを表示できるようになります。
また、一覧画面の項目に「二要素認証」が追加されます。ユーザーごとの設定状況を一覧でも確認できます。
「いいえ」を選ぶと二要素認証を設定していないユーザーのみ表示できる
- 利用できる予定のバージョン:Redmine 5.0.0
- 公式サイトのチケット:Feature #35934: Show 2FA status in users list from administration with option to filter
Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」
本記事で紹介した機能は、次期バージョンRedmine 5.0に加え、2022年5月リリースのRedMica 2.1で利用できます。RedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)は、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できるオープンソースソフトウェアです。
RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」
「My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料お試しできます。
※本記事公開時点でMy Redmine 無料お試しで提供中のバージョンはRedMica 2.0です。RedMica 2.1の提供開始は2022年5月以降です。
バックナンバー(過去1年分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!履歴ごとの添付ファイルを一括ダウンロードなど(2021年11月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!テキスト形式のフィルタで複数キーワードのAND検索に対応など(2021年10月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!デフォルトのカスタムクエリ(2021年8月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!グループごとに二要素認証の必須化など(2021年7月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットのフィルタに「ファイルの説明」追加(2021年6月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!Wikiのウォッチャーの管理など(2021年5月コミット分)
- 【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!チケットのフィルタに「コメント」追加など(2021年4月コミット分)
- 【毎月更新】リリース前の新機能を先行チェック!活動画面でユーザーを絞り込んで表示など(2021年2月コミット分)