【毎月更新】Redmine リリース前の新機能を先行チェック!グループごとに二要素認証の必須化など(2021年7月コミット分)

 •  分類: ,  •  石原佑季子

Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。

今月は2021年7月にコミットされたチケットの中から2つ紹介します。

グループごとに二要素認証の必須化

特定のグループに所属するユーザーについて二要素認証の設定を強制できるようになります。Redmine 4.2まではRedmine全体で任意・必須・無効の設定ができますが、二要素認証の有効化をグループごとに必須にする設定が追加されます。


「二要素認証必須」を設定後にグループに所属するユーザーがログインしようとすると、二要素認証有効化の設定画面が表示される

設定方法

  1. 「管理」→「グループ」→グループ名をクリック→「全般」タブを表示
  2. 「二要素認証必須」をONにする
  3. 「保存」をクリック

ユーザーのCSVインポートで「アカウント情報をユーザーに送信」の機能追加

ユーザーのインポート機能(CSVファイルをインポートして一括登録)がありますが、RedmineにログインするにはログインIDやパスワードなどを別の方法でユーザーに伝える必要があります。

一方、ブラウザのユーザー作成画面からユーザーを登録する場合は「アカウント情報をユーザーに送信」をONにすればユーザーにログイン情報を記載したメールが送信されます。この「アカウント情報をユーザーに送信」機能がインポート機能でも利用できるようになり、インポート完了後にユーザーにログイン情報を記載したメールが送信できるようになります。


(例)インポート後にRedmineから送信されるメール

設定方法

CSVファイルをアップロード後の「ユーザーのインポート」画面のオプション「インポート中のメール通知」をONにしてインポートすると、ユーザーにメールが送信されます。

※「インポート中のメール通知」はRedmine 4.2でも存在しますがONにしてもメールは送信されません。Redmine 4.2まではチケットのCSVインポート時のみ動作します。

Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」

本記事で紹介した機能は、次期バージョンRedmine 5.0に加え、2021年11月リリース予定のRedMica次期バージョンで利用できます。RedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)は、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できるオープンソースソフトウェアです。

RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」

My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。無料お試しできます。

※本記事公開時点でMy Redmine 無料お試しで提供中のバージョンはRedMica 1.3です。RedMica次期バージョンの提供開始は2021年11月以降です。

バックナンバー(過去1年分)

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作成: 2021-08-20 10:00  •  分類: ,