【毎月更新】リリース前の新機能を先行チェック!二要素認証に対応など(2020年8月コミット分)
Redmine公式サイトでコミット済みの未リリースの新機能を毎月紹介します。より便利になるRedmineの機能を一足先にチェックしましょう。
今月は2020年8月にコミットされたチケットの中から3つ紹介します。
二要素認証に対応
これまでの「ログインIDとパスワードでの認証」に加えて「認証コードでの認証」の二要素認証に対応します。二要素認証を使用するとIDとパスワードだけではログインできなくなるので、セキュリティを高めることができます。
設定画面
QRコードまたはテキストキーでTOTPアプリに設定後に表示されるコードを入力すれば二要素認証が有効になります。
画面右上「個人設定」→「二要素認証を有効にする」をクリック後に表示される画面
認証画面
ログインIDとパスワードを入力後、認証コードの入力画面が表示されます。TOTPアプリに表示されるワンタイムパスワードを入力すると、Redmineにログインできます。
ログインIDとパスワードを入力後に表示される画面
二要素認証の設定は、管理画面(管理→設定→認証→二要素認証)で無効・任意・必須 のどれかから選択できます。任意はユーザーごとに設定、必須は全ユーザーが二要素認証の設定をする必要があります。
- 利用できる予定のバージョン:4.2.0
- 公式サイトのチケット:
Feature #1237: Add support for two-factor authentication
Ctrl + Enter / Command + Returnでフォーム送信に対応
チケットの作成・更新時などに「Ctrl + Enter」キーまたは「Command + Return」キーを押して更新内容を送信できるようになります。「作成」や「送信」ボタンをクリックする手間がなくなり、作業効率がアップします。
<参考>
Redmineで使用できるアクセスキーは下記ページをご覧ください。
Redmine 3.0新機能紹介: 前後のチケットに移動するためのアクセスキー
- 利用できる予定のバージョン:4.2.0
- 公式サイトのチケット:
Feature #29473: Submit a form with Ctrl+Enter / Command+Return
通知メールにチケットの未完了/完了バッジを表示
Redmine 4.2でチケット画面に「未完了」「完了」のバッジを表示する機能が追加されますが、通知メールにも同じようにチケットのステータス「未完了」「完了」が表示されるようになります。
バッジなし(Redmine 4.1) | |
---|---|
バッジあり(Redmine 4.2) |
- 利用できる予定のバージョン:4.2.0
- 公式サイトのチケット:
Feature #33834: Show open/closed badge in email notifications
Redmineの新機能を先行して利用できる「RedMica」
本記事で紹介した機能は、2020年11月リリース予定のRedMica 1.2で利用できます。RedMica (ファーエンドテクノロジー版Redmine)は、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できるオープンソースソフトウェアです。
RedMicaが今すぐ使えるサービス「My Redmine」
「My Redmine」は、RedMicaの開発者ファーエンドテクノロジーが提供するクラウドサービスです。1ヶ月無料お試しできます。
【お知らせ】My Redmineで二要素認証(ワンタイムパスワード)が使えるようになります(2020/10/15)
※2020年10月時点で提供中のバージョンはRedMica 1.1です。RedMica 1.2の提供開始は2020年12月以降です。
バックナンバー
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- 【毎月更新】リリース前の新機能を先行チェック!テーブルを簡単に入力できるボタンなど(2020年3月コミット分)