チケット同士の関連づけ
Redmineにはチケット同士を関連づける機能があります。チケットを相互に関連づけることにより、チケットに記述された作業の前後関係を示したり、相互に関連する作業をわかりやすく示したりすることができます。
関係の種類
Redmineで設定できるチケット間の関係は次の通りです。それぞれの関係の詳細は後述します。
- 関係している(related to)
- 重複している(duplicates)
- ブロックしている(blocks)
- 先行する(precedes)
- 後続する(follows)
関係の設定
登録済みのチケット表示画面の「関連するチケット」で関係を設定することができます。
関係の方向
Redmineのチケット間の関係には方向があります。
関係の追加を行う際に、追加操作を行ったチケットが関係元、画面で入力した番号のチケットが関係先となります。「関係している」以外の関係では、チケットが関係元なのか関係先なのかで動作が変わります。
関係の種類の詳細
関係している(related to)
チケットが相互に関係していることを示すことができます。
重複している(duplicates)
チケットの内容が重複していることを示します。
関係先のチケットのステータスを終了状態(デフォルトでは「終了」または「却下」)に変更すると、関係元のチケットも同じステータスに変更されます。あるチケットが複数のチケットの関係先となっている場合、関係元となっている全てのチケットのステータスが更新されます。
例えば、チケット#10から#8へ関係「重複している」を設定した場合、チケット#8のステータスを「終了」にするとチケット#10のステータスも「終了」になります。
チケットのステータスが更新されるのは関係先のチケットを終了状態にしたときのみです。関係元のチケットのステータスを終了状態にしても、関係先のチケットのステータスは更新されません。
ブロックしている(blocks)
関係元のチケット(ブロックしているチケット)が終了しなければ関係先のチケット(ブロックされているチケット)を終了させることができないことを示します。
関係元(ブロックしている)チケットのステータスが終了状態でなければ、関係先(ブロックされている)チケットのステータスを終了状態に変更することができません。
先行する(precedes)
スケジュール上、関係元のチケットが関係先のチケットより先行することを示します。
Redmineにおけるこの関係は前後関係が誤解されがちなので注意が必要です。関係元のチケットで「先行する」を選んでチケット番号を入力した場合が誤解されがちなので注意が必要です。
この関係を設定すると、後続チケットの開始日は先行チケットの期日より前に設定することができなくなります。
後続する(follows)
「先行する」の反対です。スケジュール上、関係元のチケットが関係先のチケットに後続することを示します。