Redmine 0.9 新機能紹介(5): 管理者で無いユーザーによるプロジェクト作成
Redmine 0.8まではRedmine自体の管理者権限(「管理」→「ユーザー」画面で「管理者」にチェックが入っているユーザー)しかプロジェクトを作成することができませんでしたが、Redmine 0.9からは一般ユーザーにプロジェクトを作成する権限を与えることができます。
Redmine 0.9からは「プロジェクトの追加」「Create subprojects」の二つの権限が追加されます。
- 「プロジェクトの追加」権限:
- Redmine上のいずれかのプロジェクトでこの権限が付与されていれば、最上位のプロジェクトの追加が可能です。
- 「Create Subproject」権限:
- この権限が付与されているプロジェクトにおいて、サブプロジェクトの追加が可能です。
これら二つの権限は、デフォルトでは管理者ロールに割り当てられています。
プロジェクトの追加
「プロジェクトの追加」権限を持つユーザーには、「プロジェクト」画面に「新しいプロジェクト」というリンクが表示されます。ここから新規プロジェクトを作成するための画面に移動できます。
サブプロジェクトの追加
ユーザーが現在のプロジェクトに対して「Create subprojects」権限を持っていれば、「概要」画面に「New subproject」というリンクが表示されます。ここからサブプロジェクトを作成することができます。
作成したプロジェクトにおいて設定されるロール
前述の画面を使って管理者以外のユーザーがプロジェクトを作成すると、そのユーザーは自動的に作成したプロジェクトにメンバーとして登録されます。このときのロールは、「管理」→「設定」画面の「管理者以外のユーザが作成したプロジェクトに設定するロール」になります。この項目が設定されていない場合は、「管理」→「ロールと権限」画面で一番上に表示されているロールが使用されます。