Redmineのマイページをより便利にする My Page Blocksプラグイン
My Page Blocksプラグイン は、Redmineのマイページ画面に新たなマイページパーツを追加するプラグインです。
今すぐ着手すべきチケットを判断するのに役立つ"Priority Issues"、登録したまま放置されている疑いのあるチケットがわかる"Neglected Issues"、そして自分のRedmine上での直近の活動が把握できる"My Activities"などのパーツが追加されます。
追加されるパーツ
Priority Issues
自分が担当している全プロジェクトのチケットのうち、優先して処理すべきチケットを表示します。条件に合致するチケットを下表で示す分類で一覧表示します。
多数のチケットが自分に割り当てられているとき、どのチケットから作業着手すべきか判断するのに役立ちます。複数のプロジェクトを同時並行で進めているときなどに特に便利です。
分類名 | 説明 |
---|---|
優先度高 | 優先度が「高め」以上のチケットを一覧表示します。 |
期限超過 | 期限が超過したチケットを一覧表示します。 |
今日が期限 | 今日が期限のチケットを一覧表示します。 |
7日以内に期限到来 | 7日以内に期限が到来するチケットを一覧表示します。 |
My Activities
自分のRedmine上の活動のうち直近10件を表示します。自分の作業を振り返るのに便利です。
画面右上のアカウントメニュー内のユーザー名をクリックすることにより遷移する画面の右半分に表示される内容と同等です。
New Issues
最近作成された未着手のチケットを表示します。
表示されるチケットの条件は次の通りです。
- ステータスがデフォルト値(通常は「新規」)
- 作成されてから7日以内
- 担当者が自分または担当者無し
Doing Issues
作業中のチケットを表示します。
表示されるチケットの条件は次の通りです。
- ステータスがデフォルト値(通常は「新規」)ではなく、かつ終了状態(通常は「終了」「却下」)ではない。
- 最後に更新されてから7日以内
- 担当者が自分
Neglected Issues
放置されている可能性が高いチケットを一覧表示します。チケットを登録したものの作業が行われず他の多くのチケットに埋もれてしまうのを防ぐことができます。滞留しているチケットの棚卸しにも利用できます。
以下のすべての条件に合致するチケットが表示されます。
- 担当者が自分または担当者無し
- 7日間以上更新されていない
- 期限が設定されていない
チケットに期限や担当者をきちんと設定したり、本当に不要なチケットは却下するなどして、なるべくこの欄に表示されるチケットが無いように心がけてください。
インストール方法
gitコマンドが利用できる場合
バージョン管理システムgitがインストールされている環境では、Redmineのインストールディレクトリで以下のコマンドを実行すればダウンロードとインストールを完了できます。インストール後はRedmineを再起動してください。
ruby script/plugin install git://github.com/vividtone/redmine_vividtone_my_page_blocks.git
※実際には折り返さずに一行で入力
gitコマンドが利用できない場合
以下のURLを開いてプラグインのアーカイブをダウンロードし、Redmineのインストールディレクトリ以下のpluginsで展開してください。
https://github.com/vividtone/redmine_vividtone_my_page_blocks/archive/master.zip
その後、Redmineを再起動してください。
マイページ画面への追加方法
マイページ画面右上の「このページをパーソナライズする」をクリックしてください。マイページパーツの追加や位置の調整ができる画面が表示されます。
「マイページパーツ」セレクトボックスから追加したいパーツを選択し、「追加」ボタンをクリックしてください。画面上にパーツが追加されます。追加したパーツはドラッグ&ドロップで移動できます。
パーツの追加・位置の決定が完了したら、画面右上の「戻る」をクリックしてください。追加したパーツや位置が確定され、通常のマイページ画面に戻ります。