チケットの複製とコピーの違い
この記事はRedmine 1.3までが対象です。Redmine 1.4では、これまでの「複製」と「コピー」の二つの機能が「コピー」に統合されました。
Redmineで既存チケットをもとに新しいチケットを作成する機能として「複製」と「コピー」の二つが用意されています。
ほとんどのの場合は「複製」で間に合いますし操作も手早くできますが、「コピー」ならではの機能もいくつかあります。
複製
同一プロジェクトで、元のチケットの内容が記入された状態の「新しいチケット」画面が開きます。
トラッカー、ステータス、優先度、担当者、開始日、期日、対象バージョンの各項目は元のチケットの内容がデフォルト値として設定されます。
コピー
元のチケットと同じ内容のチケットを新たに作成し、チケットを移動します。メニュー選択後の操作画面は「移動」と共通です。プロジェクトをまたいだ操作も可能です。
トラッカー、ステータス、優先度、担当者、開始日、期日の各項目は元のチケットの値を引き継ぐか、新たに設定することができます。対象バージョンは、同一プロジェクト内かそのバージョンが共有されているプロジェクト内であれば引き継がれます。
複製とコピーの使い分け
複製が便利なケース
- 同一プロジェクト内で、既存チケットをもとに内容を一部変更したチケットを作成する場合。コピーを使用する場合と比較して画面遷移が少なくて済みます。一般的には「複製」のほうが便利なことが多いのではないかと思われます。
コピーが便利なケース
- プロジェクトをまたいでチケットのコピーを作成したい場合。「複製」では同一プロジェクト内にしかチケットのコピーを作成できません。
- 複数のチケットを選択してまとめてコピーを作成したい場合。チケット一覧画面で複数のチケットを選択後、右クリックで表示されるコンテキストメニューで「コピー」を選択すると、複数のチケットをまとめて処理できます。
作成: 2010-02-16 20:27 • 分類: issue