Redmine 5.0.0 リリース
2022年3月28日(中央ヨーロッパ時間)、Redmine 5.0.0がリリースされました。
本リリースは2021年3月にリリースされたRedmine 4.2.0以来の一年ぶりのfeature releaseであり多数の新機能が追加されています。
なお、Redmine 5.0ではOpenIDでのログイン機能が削除されました。また、サポート対象ブラウザとしてFirefox、Firefox, Safari、Chrome、Chromium、Microsoft Edgeが明記され、Internet Explorerはサポート対象外となりました。
Redmineとは:
Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。オンプレミスのサーバなど自前の環境に自由にインストールできるほか、 クラウドサービス も利用できます。Redmineについて詳しくは Redmine.JP (Redmine日本語情報サイト)をご覧ください。
主な変更点
- Rails 6.1への移行とZeitwerkオートローダーのサポート (#29914)。なお、Zeitwerkオートローダーへの移行により一部のプラグインが動作しなくなるため、それらのプラグインの開発者の方は修正作業が必要です
- CommonMark Markdown (GitHub Flavored) への対応 (#32424)。現在のRedcarpetベースのMarkdownに加えてCommonMark Markdownが実験的(experimental)に利用できるようになりました。将来のバージョンのRedmineではRedcarpetベースのMarkdownはCommonMark Markdownで置き換えられる予定です。CommonMarkではHTMLタグやタスクリストが利用できます。
- ユーザーに対するメンション機能 (#13919)。ウォッチャーの追加権限を持つユーザーはチケット内で
@
を使ってメンションを行えるようになりました - チケットのデフォルトクエリ (#7360)。ユーザー単位、プロジェクト単位、またはアプリケーション全体で特定のカスタムクエリがデフォルトで適用されるよう設定できます
- プロジェクトのカスタムクエリ (#35795)。ユーザー単位またはアプリケーション全体で適用できます
- Wikiページに対するウォッチャーの追加 (#7652)
- 新しいチケットのフィルタ: コメント (#5893) とファイルの説明 (#34715)
- 文字列に対するフィルタの「含む」演算子が複数キーワードによるAND検索に対応 (#35764)。これに伴いSQLワイルドカードの使用はサポートされなくなりました (#35073)
- 二要素認証の改善: 特定のグループに対してのみ二要素認証を有効にすること (#35439) ができるようになりました。また、ユーザーの一覧で二要素認証の有効化どうかの表示と二要素認証の状態による絞り込みができるようになりました (#35934)
関連情報
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