Redmine 3.3.0 リリース
2016年6月19日(中央ヨーロッパ時間)、Redmine 3.3.0がリリースされました。
本リリースは2015年12月にリリースされたRedmine 3.2.0以来のfeature releaseであり多数の新機能が追加されています。100件以上の変更・修正が行われています。
なお、2006年6月25日にRedmine 0.1.0がリリースされてから今年で10年を迎えます。今回のリリースは10周年記念リリースでもあります。
主な新機能
- トラッカーに対するロールベースの権限(チケット閲覧、チケットの追加、チケットの編集、注記の追加、チケットの削除)制御 (#285)
- 重要なセキュリティ関係イベントをメール通知 (#21421)
- オブジェクト作成のための + ボタン (#15880)
- ステータス、トラッカー、ロールなどの表示順をドラッグ&ドロップで変更 (#12909)
- 複数チケットに対して一括してウォッチャーを追加 (#5754)
- チケットIDの指定によるフィルタ (#4806)
- ツールバーにシンタックスハイライト用の記述を挿入するボタンを追加 (#14937)
そのほかの新機能の一覧は CHANGELOG で確認できます。
影響の大きな変更
Redmine 3.3.0では「新しいチケット」タブがデフォルトでは非表示になり、代わりにプロジェクトメニューに"+"ボタンが追加されました。これにより、チケットだけなくカテゴリ、バージョン、ニュース、Wikiページなどの作成画面に素早くアクセスできるようになりました。
ただし、従来の「新しいチケット」タブの表示に戻すこともできます。3.2.0までの表示に戻したい場合は「管理」→「設定」→「表示」内の「新規オブジェクト作成タブ」の設定を「"新しいチケット"タブを表示」に変更してください。
関連情報
- Redmine 3.3.0 released / 10th anniversary (redmine.org)
- Redmine 3.3.0の変更点一覧