Redmine 3.1新機能紹介: 予定工数・作業時間の仕様整理と合計予定工数・合計作業時間の追加
チケットの予定工数と作業時間の表示や挙動はRedmine 3.0までは子チケットの有無などにより以下の表の通り変化していましたが、Redmine 3.1では仕様がわかりやすく整理され、子チケットに影響されず常にチケットに入力された値が表示されるようになりました。
チケットの予定工数に表示される値の比較:
Redmine 3.0以前 | Redmine 3.1 | |
---|---|---|
親チケット | 子孫チケットの値の合計 (手入力不可) | そのチケットの値 |
子チケット | そのチケットの値 | そのチケットの値 |
チケットの作業時間に表示される値の比較:
Redmine 3.0以前 | Redmine 3.1 | |
---|---|---|
親チケット |
個別のチケット画面: 子孫チケットの値の合計値 + 親チケットの値 チケット一覧画面: そのチケットの値 |
そのチケットの値 |
子チケット | そのチケットの値 | そのチケットの値 |
これにともない、子孫チケットも含めた予定工数・作業時間の合計値を表示するためのフィールド「合計予定工数」「合計作業時間」が新たに設けられました。
Redmine 3.1の合計予定工数・合計作業時間に表示される値:
表示される値 | |
---|---|
親チケット | 子孫チケットの値の合計値 + 親チケットの値 |
子チケット | そのチケットの値 |
個別のチケット画面での合計予定工数と合計作業時間の表示
予定工数・作業時間の右側に括弧で囲まれて表示されます。
チケット一覧での合計予定工数と合計作業時間の表示
以下の手順で表示できます。
- チケット画面の「オプション」をクリック
- 「利用できる項目」にある「合計予定工数」または「合計作業時間」を選択した後、"→"ボタンをクリックして「選択された項目」に移動させる
- 「適用」をクリック
適用後、「保存」をクリックすればオプションの設定を「カスタムクエリ」として保存し、後から同じ設定のチケット一覧を1クリックで表示させることができます。 詳しい手順は Redmine 0.9 新機能紹介(7): チケット一覧画面の改善 をご覧ください。