Redmine 3.1新機能紹介: 親チケットの値(優先度・期日など)を子チケットと連動させない設定
Redmine 3.1では、親チケットの4項目(開始日/期日/優先度/進捗率)の値を子チケットと連動させない設定ができるようになりました。
チケットを親子関係にした場合、これまでは親チケットの開始日/期日/優先度/進捗率は子チケットの値から自動的に算出され、手入力はできませんでした。これは、子チケットは親チケットを構成する作業をすべて網羅すべきであるという思想(WBSにおける「100%ルール」)によるものと考えられます。子チケットがすべての作業を網羅していれば、親チケットの進捗率や開始日・期日などは子チケットの値から機械的に決定できるはずです(これまでのRedmineの動作)。
しかし、子チケットですべての作業を網羅するのではなく、親チケットから重要な作業だけを子チケットとして切り出して管理するという使い方をしたい場合、値が連動するのは不都合です。
今回の新機能により子チケットと連動させずに親チケットで手入力することを選択できるようになりました。
設定方法
- 「管理」→「設定」画面の「チケットトラッキング」タブを開く
- 「親チケットの値の算出方法」において「子チケットから独立」を選択
※「子チケットの値から算出」を選択すると3.0以前と同様に子チケットと連動します - 「保存」をクリック