Redmine 3.1新機能紹介: 親チケットおよび子チケットによるフィルタ
Redmine 3.1の「チケット」画面および「ガントチャート」画面には、新たなフィルタ「親チケット」と「子チケット」が追加されました。
大きなタスクを複数の子チケットに細分化しているときに最上位の親チケットだけを一覧表示するなど、これまで不可能だったフィルタの設定ができるようになりました。
利用例
すべての未完了チケットが表示された状態
新たに追加されたフィルタを使っていない状態です。
親チケットが3件(#164「親1」, #172「親2」, #173「親3」)、子孫チケットが9件登録されています。親子チケットを使って大きなタスクを複数の小さなタスクに細分化していますが、細分化されたチケットも見えているため、プロジェクト全体の概略が把握しにくいことがあります。
最上位の親チケットのみを表示
「親チケット」「なし」とフィルタを設定すると、親チケットを持たないチケット、つまり最上位の親チケットのみを表示させた様子です。細分化された下位のチケットが見えなくなるので、プロジェクト全体の大まかなタスクが把握しやすくなります。
例えば以下の画面例は、親を持たない最上位のチケットである #164, #172, #173 の三つだけが表示されています。
特定の親チケットの子孫チケットを表示
「親チケット」「含む」で特定の親チケットを指定したフィルタを設定すると、特定の親チケットのすべての子孫チケットを表示させることもできます。あるタスクを細分化したすべてのタスクを確認できます。
例えば以下の画面例は、「親チケット」「含む」「#164」と指定することでチケット #164 の子孫チケットのみが表示されています。