Redmine 2.2新機能紹介: 休業日の設定
Redmine 2.2では「管理」→「設定」→「チケットトラッキング」で休業日の設定ができるようになりました。設定された休業日は、ガントチャートの表示や関連するチケットを更新した際のチケットの開始日の再計算に使われます。
休業日設定を参照する機能
ガントチャート
休業日として設定された曜日はガントチャートでは灰色で表示されます。
以下は休業日を日曜日だけに設定したときのガントチャートです。ガントチャート上では日曜日だけ灰色表示になっています。2.1以前のRedmineでは、灰色表示なのは土曜日・日曜日で固定でした。
後続するチケットの開始日・期日の再計算
先行/後続の関係にあるチケットがあるとき、先行するチケットの期日を変更すると後続するチケットの開始日・期日も自動的に変更される機能があります。Redmine 2.2では、再計算後の開始日・期日の曜日がRedmineに設定されている休業日にあたる場合、翌営業日にずらされるようになりました。
例えば、以下のガントチャートのようにチケットが登録されているとします。チケット#8と#9、#9と#10、#10と#11はそれぞれ「関連するチケット」で先行・後続の関係になっています。このとき、チケット#8の期日を水曜日から二日後の金曜日に変更するとします。
#8の期日を金曜日にずらすと、後続のチケット#9の開始日は土日を避けて月曜日に変更されます。また、そのまま後にずらすと期日が土曜日になってしまう#11は、スケジュール変更前と同じ2営業日の作業時間が確保されるよう期日が月曜日に変更されます。
関連情報
- Feature #2161: Time tracking code should respect weekends as "no work" days (redmine.org)
- Feature #4590: Precede-Follow relation should move following issues when rescheduling issue earlier (redmine.org)
- vividtone/redmine_extended_reminder (github.com)
休業日の設定を参照するプラグイン。プラグインの設定で「休業日はリマインダ停止」をONにすると、休業日として設定された曜日には リマインダメール が送信されなくなる。