Redmine 2.2新機能紹介: プロジェクトをまたいで子チケットを作成
チケットを親子の関係にできるのは、これまでは同一プロジェクトのチケット同士のみでした。Redmine 2.2からは異なるプロジェクトのチケットも親子の関係にすることができます。
チケットを親子の関係にするには「子チケットの管理」権限が必要です。この権限は、デフォルトでは「管理者」「開発者」ロールに付与されています。権限の割り当ての確認や変更は 「管理」→「ロールと権限」→「権限レポート」 で行えます。
異なるプロジェクトのチケットを親子の関係にするための設定
どの範囲のプロジェクト間でチケットを親子の関係にするのか、「設定」→「チケットトラッキング」画面の項目「異なるプロジェクトのチケット間の親子関係を許可」で設定できます。
設定の選択肢は下記の通りです。デフォルト値は「プロジェクトツリー単位」で、最上位の親プロジェクトとそのすべての子孫プロジェクトの範囲のチケットを親子関係にできます。
設定値 | 親子にできるチケットの範囲 |
---|---|
無効 | 同一プロジェクト内でのみ (Redmine 2.1までの動作) |
すべてのプロジェクト | アクセス可能な全プロジェクト |
プロジェクトツリー単位 | 最上位の親プロジェクトとその子孫プロジェクトのチケット (デフォルト値) |
プロジェクト階層単位 | 直系の先祖のチケットと子孫プロジェクトのチケット |
サブプロジェクト単位 | 子孫プロジェクトのチケット |
「プロジェクトツリー単位」「プロジェクト階層単位」「サブプロジェクト単位」などが示す範囲は、バージョンの共有機能と同じです。