Redmine 3.4 新機能紹介 (4/5)
Redmine 3.4.0の200件の機能追加・修正の中から新機能63件をピックアップして紹介します。
4ページ目(全5ページ中)では1つのカテゴリ(Time tracking)から5件を取り上げます。
Time tracking (時間管理)
- Feature #13558: 作業時間の一覧に対象バージョンのフィルタを追加
- Feature #14790: 作業時間にクエリ機能を追加
- Feature #16843: 作業時間の一覧にグループ条件を追加
- Feature #23401: 作業時間のフィルタと表示項目にチケットのトラッカーとステータスを追加
- Feature #24577: 作業時間の入力でチケット番号とコメント欄を必須入力にする設定
Time tracking (時間管理)
Feature #13558: 作業時間の一覧に対象バージョンのフィルタを追加
作業時間の一覧で対象バージョンのフィルタが利用できるようになりました。
Feature #14790: 作業時間にクエリ機能を追加
Redmine 3.4.0では作業時間の一覧のフィルタの設定内容をクエリとして保存できるようになりました。毎回クエリを組み立てなくても、サイドバーに表示されているクエリを1回クリックするだけで保存したフィルタを適用できます。
これまでもチケットのフィルタはクエリとして保存することができましたが、作業時間には相当する機能がありませんでした。
Feature #16843: 作業時間の一覧にグループ条件を追加
作業時間の一覧でグループ条件が追加されます。プロジェクト、日付、ユーザー、活動、またはカスタムフィールドのいずれかで一覧をグルーピングして表示できるようになりました。
Feature #23401: 作業時間のフィルタと表示項目にチケットのトラッカーとステータスを追加
Redmine 3.4.0では「作業時間」画面のフィルタと表示項目で「チケットのトラッカー」と「チケットのステータス」が選択できるようになりました。よく使われる基本的な項目だと思うのですが、これまで実装されていなかったのが不思議に感じます。
Feature #24577: 作業時間の入力でチケット番号とコメント欄を必須入力にする設定
作業時間の入力画面では、チケット番号とコメントの入力は省略できます。チケット番号を省略するとプロジェクトに対して作業時間が記録されます。
Redmine 3.4.0では、「管理」→「設定」画面に新たに「時間管理」タブが表示され、チケット番号とコメントの2つの項目も必須入力に設定できるようになりました。プロジェクトに対して作業時間を記録することを禁止したり、コメントの入力を強制したりできます。
関連情報
- Redmine 3.4のCHANGELOG 日本語訳
すべての変更・修正の一覧です